公示図書A4サイズに挿入する地図画像の出力方法
Excel → PDF ルートで実縮尺 1 : 10 000を得る最短手順
QGIS から画像を書き出し Excel に貼り付け → PDF で公示図書を作る場合、Excel 版下が約 8 % 自動縮小されるため、QGIS 側を1.08 倍した縮尺で出力しておく必要があります。
▼ 結論(A4 テンプレ:幅 132.6 mm)
- PDF で 1 : 10 000 にしたければ → QGIS で 1 : 9 260 で画像を書き出す
- 倍率 =
1 / 0.92 ≒ 1.08(92 % 縮小を逆算) - dpi は254・300・400 どれでも可(Excel が物理サイズ優先でリスケール)
▼ 手順早見表
| 目的の PDF 縮尺 | QGIS 出力縮尺 | 拡大係数 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 1 : 10 000 | 1 : 9 260 | ×1.08 | Excel→PDF で 92 % 縮小され 1:10 000 に収束 |
| 1 : 25 000 | 1 : 23 150 | ×1.08 | 同上 |
| 任意 S | S ÷ 0.92 | ×1.08 | 汎用式 |
▼ なぜ 92 % になるのか?
Excel は印刷時に「行・列・図形すべてを用紙の非印刷余白に収める」ため、自動で 90〜95 % の縮小を掛けます。一般的なプリンタ/PDF ドライバで余白 5 mmが確保されると、幅 210 mm → 約 193 mm = 92 % になるのが典型です。
▼ 作業フロー(例:1 : 10 000 を作る)
- QGIS レイアウト用紙:
132.6 mm × 158.9 mm - 地図アイテム縮尺:1 : 9 260 に固定
- 画像書き出し:PNG/TIFF、dpi 任意(254〜400)
- Excel:図形幅
13.26 cm、縦横比固定 - ページ設定:「拡大縮小 100 %」「シートに合わせる OFF」
- PDF‑XChange(または Microsoft Print to PDF):
スケール 100、合わせる OFF、余白 0 mm - Acrobat で計測 → 500 m バー = 50 mm なら OK
▼ 汎用の計算式
\[ \text{QGIS\_scale} = \frac{\text{Target\_scale}}{0.92} \]
92 % はプリンタ依存なので、実機で計測バーが 500 m → 48 mm なら 0.96 など、実測に合わせて分母を調整してください。
▼ FAQ
| Q | A |
|---|---|
| dpi は 300 でもいい? | 問題ありません。Excel は物理幅で印刷するので dpi で縮尺は変わりません。 |
| プリンタを替えたら 500 m が 480 m に? | 余白設定が異なると縮小率も変わるため、計測バーで実測し分母を再調整してください。 |
| Excel を使わず直接 PDF にしたい | その場合は QGIS の縮尺をそのまま目標値に設定すれば OK(縮小が掛からない)。 |
最終更新:2025‑07‑23
100%で出力する場合、実縮尺を維持するには、約1.087倍(1 ÷ 0.92)に拡大する必要があります。
返信削除