WEB地図(国土地理院など)のズームレベルについて

ズームレベルについて

0. ズームレベルとは?

Google Maps、国土地理院地図、OpenStreetMap (OSM)、Bing Maps などのWeb地図は、 ズームレベル (Zoom Level, ZL) で表示倍率を管理しています。
ZLが小さいと広域(世界全体)、ZLが大きいと詳細(街区レベル)になります。
これは世界中で共通の仕組み(Web Mercator投影 / EPSG:3857)に基づいています。

1. 計算式と一覧

ズームレベルごとの解像度(1ピクセルあたりの地上距離)は次の式で表されます:

解像度 [m/px] = (cos φ × 2πR) / (256 × 2^Z)
  • φ = 緯度(ラジアン)
  • R = 地球半径 6,378,137 m(WGS84)
  • Z = ズームレベル
  • 256 px = タイル1枚の大きさ

日本(北緯36度付近)の目安表:

ZL 縮尺の目安
ZL 121:250,000
ZL 131:120,000
ZL 141:60,000
ZL 151:30,000
ZL 161:15,000
ZL 171:8,000
ZL 181:4,000
ZL 191:2,000
ZL 201:1,000
ZL 211:500

※緯度によって多少変動しますが、日本の本州(北緯36°付近)では上記でほぼ問題ありません。

2. URLのどこにズームレベルが書かれているか

  • Google Maps:URL末尾の「◯◯z」がズームレベル
    例:https://www.google.com/maps/@36.5844,136.6651,11z
  • 国土地理院地図:URLの #◯◯/緯度/経度/ の「◯◯」がズームレベル
    例:https://maps.gsi.go.jp/vector/#12/36.6710/136.8362/

3. WGS84について

ズームレベルを扱うWeb地図は「WGS84」という地球基準座標系をもとにしています。
ただし表現方法に2種類あります:

  • EPSG:4326 (WGS84):緯度・経度(度)。GNSSや測量で使用。
  • 🌍 EPSG:3857 (WGS84 / Pseudo-Mercator):Web地図専用。単位はメートル。Google Mapsや地理院タイルが採用。

EPSG:4326は「正しい位置表現」に強く、EPSG:3857は「タイルをズームレベルで効率管理」するために最適化されています。

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