埼玉県の建設コンサル・地質・測量会社を販管費・売上原価・利益構造で比較【2026年10月版】
埼玉県に本社を置く建設コンサルタント会社まとめ【2026年版】
埼玉県に本社・本店を置く建設コンサルタント、地質調査会社、測量設計会社を調べてみました。
東京都と比べると全国規模の巨大な総合建設コンサルタントは少ない一方、埼玉県内の公共事業を長年支えてきた地元企業が多いのが特徴です。
特に、測量+土木設計+補償をまとめて扱う会社が多く、地質・斜面防災・砂防を専門とする会社もあります。
今回は基本的に「埼玉県内に本社・本店を置く会社」を対象としています。埼玉県内に支店や営業所だけを置く全国大手については除外しています。
※2026年10月時点の各社公式サイト等の公開情報をもとに整理しています。従業員数などは公表時点や集計方法が会社ごとに異なるため、会社規模を見るための参考値です。
埼玉県の主な建設コンサルタント・測量設計会社
| 会社 | 本社 | 規模の目安 | 主な分野 | 砂防・地質との関係 |
|---|---|---|---|---|
| 日さく | さいたま市大宮区 | 約300名 | 地質、地下水、斜面防災、土木、さく井 | ★★★★★ |
| 東建ジオテック | さいたま市浦和区 | 約110名 | 地質、地盤、土質、斜面防災 | ★★★★★ |
| 日本水工コンサルタント | さいたま市大宮区 | 約120名 | 農業土木、上下水道、河川、地質、測量 | ★★★☆☆ |
| 砂防エンジニアリング | 川越市 | 約40名 | 砂防、河川、道路、測量 | ★★★★★ |
| 中野技術 | 新座市 | 約50名 | 測量、GIS、写真測量、河川・砂防 | ★★★★☆ |
| 建設技術センター | さいたま市浦和区 | 約45名 | 道路、橋梁、トンネル、施工計画 | ★★☆☆☆ |
| 塩川設計測量 | さいたま市南区 | 約40名 | 測量、土木設計、補償、建築 | ★★☆☆☆ |
| 日本設計コンサルタント | さいたま市浦和区 | 約20~30名 | 橋梁、道路、河川、上下水道、地質 | ★★★☆☆ |
| 埼玉コンサルタント | さいたま市浦和区 | - | 測量、調査、建設コンサルタント | ★★☆☆☆ |
| カツミテクノ | さいたま市西区 | - | 測量、道路、橋梁、河川、砂防、地質 | ★★★☆☆ |
| 水工技建コンサルタント | さいたま市北区 | - | 上下水道、道路、河川、砂防、構造物 | ★★★★☆ |
| 東洋測地調査 | 行田市 | 約20名 | 測量、土木設計、地質調査、補償 | ★★★☆☆ |
| 技術開発コンサルタント | 深谷市 | - | 測量、土木設計 | ★★☆☆☆ |
| 北武蔵調査測量設計事務所 | 熊谷市 | 約30名 | 測量、道路、河川、砂防、上下水道、補償 | ★★★☆☆ |
| 坂田測量設計事務所 | 久喜市 | - | 道路、河川、公園、上下水道、農業土木、測量 | ★★☆☆☆ |
| 東都コンサルタント | 川口市 | 約25名 | 測量、土木設計、補償 | ★★☆☆☆ |
砂防・地質系で特に気になる会社
1.砂防エンジニアリング株式会社
名前のとおり、埼玉県内ではかなり珍しい砂防を前面に出した専門コンサルタントです。
本社は川越市。1990年設立で、職員数は40名程度の会社です。
建設コンサルタント登録では「河川、砂防及び海岸・海洋部門」と「道路部門」を持ち、測量業にも登録しています。
また、大石微地形砂防研究所を設置しており、砂防、土砂災害、地形判読などを専門的に扱っている点が特徴です。
砂防や土砂災害関係の建設コンサルタントを調べるのであれば、埼玉県の会社の中ではまず名前が挙がる会社だと思います。
公式サイト:砂防エンジニアリング株式会社
2.株式会社日さく
本社はさいたま市大宮区。 創業は1912年と古く、従業員数は300名を超える規模です。
埼玉県に本社を置く建設・地質系企業の中では、かなり大きな会社です。
もともと井戸や地下水分野に非常に強い会社ですが、地質調査、地すべり、斜面防災なども主要分野としています。
建設コンサルタント登録でも、河川・砂防、地質、土質及び基礎、建設環境、森林土木など幅広い部門を持っています。
地すべり、地下水、斜面崩壊などまで含めて考えると、砂防・土砂災害分野との関係はかなり深い会社です。
公式サイト:株式会社日さく
3.株式会社東建ジオテック
本社はさいたま市浦和区。 1957年設立で、地質調査、地盤、防災を中心とした会社です。
地質調査業、建設コンサルタント、測量業などの登録を持ち、一般的な土木設計会社よりも地質・地盤技術に重点を置いている会社です。
地質調査、土質、地盤解析、斜面防災などが中心で、いわゆる「地質屋」の色がかなり強い会社といえます。
さいたま市の本社以外にも東京、千葉、東北、名古屋などに拠点があります。
砂防基礎調査でも、地質・斜面・地すべりなどを考えると関連の深い会社です。
公式サイト:株式会社東建ジオテック
4.株式会社中野技術
新座市に本社を置く会社です。
測量、GIS、写真測量、デジタルマッピングなど、地理空間情報分野に強みがあります。
建設コンサルタントでは「河川、砂防及び海岸・海洋部門」に登録しており、河川・砂防分野の技術者も在籍しています。
砂防専業という会社ではありませんが、GISや写真測量、空間情報技術と砂防・防災を組み合わせる会社としてはかなり興味深い存在です。
砂防基礎調査や土砂災害警戒区域関係の仕事では、GISを扱う機会が非常に多いため、このような会社は個人的にも気になります。
公式サイト:株式会社中野技術
5.株式会社水工技建コンサルタント
さいたま市北区に本社を置く建設コンサルタントです。
上下水道を中心としながら、道路、河川、砂防、鋼構造・コンクリートなどにも対応しています。
河川・砂防分野のRCCM資格者も在籍しており、会社規模の割には対応分野が広い印象があります。
公式サイト:株式会社水工技建コンサルタント
総合系・インフラ設計系
日本水工コンサルタント株式会社
さいたま市大宮区に本社を置く、埼玉県では比較的大きな総合建設コンサルタントです。
1965年設立で、従業員数は100名を超えます。
農業土木分野からスタートした会社で、現在では上下水道、河川、地質、測量、補償、建築など幅広い分野を扱っています。
特に水関係や農業土木分野に強いことが特徴です。
公式サイト:日本水工コンサルタント株式会社
日本設計コンサルタント株式会社
さいたま市浦和区に本社を置く会社で、1960年設立。
橋梁、道路、河川、上下水道、公園、農業土木などを扱う、地元総合型の建設コンサルタントです。
会社規模はそれほど大きくありませんが、技術士やRCCMなどの資格者が在籍し、河川・砂防分野にも対応しています。
埼玉県内の河川改修、護岸、橋梁、下水道などの業務実績も確認できます。
公式サイト:日本設計コンサルタント株式会社
株式会社建設技術センター
現在の本社はさいたま市浦和区。 従業員数は40~50名程度です。
主な登録部門は道路、鋼構造及びコンクリート、トンネル、施工計画・施工設備及び積算などです。
1981年に東京都千代田区で設立された会社ですが、その後、本店をさいたま市へ移しています。
そのため、現在の「本社所在地」で整理すれば埼玉県の建設コンサルタントに入ります。
公式サイト:株式会社建設技術センター
測量設計を基盤とする地元企業
埼玉県の建設コンサルタントを調べていると、建設コンサルタント専業というより、 「測量+土木設計+補償」をまとめて扱う地元企業がかなり多いことが分かります。
代表的なのが、カツミテクノ、塩川設計測量、東洋測地調査、北武蔵調査測量設計事務所、坂田測量設計事務所などです。
株式会社カツミテクノ
さいたま市西区に本社を置き、測量を基盤として道路、橋梁、河川、砂防、地質調査など幅広い業務を行っています。
UAV測量やデジタルマッピングなどにも対応しており、従来型の測量会社から地理空間情報・建設コンサルタント分野へ業務を広げた会社といえます。
公式サイト:株式会社カツミテクノ
塩川設計測量株式会社
さいたま市南区に本社を置き、測量、土木設計、補償、建築などを扱っています。
埼玉県内の自治体業務などを中心に展開している、典型的な地域密着型の測量設計会社です。
東洋測地調査株式会社
行田市に本社を置く会社です。
測量だけでなく、建設コンサルタント、地質調査、補償コンサルタントにも登録しており、調査から設計まで一通り対応できる会社です。
公式サイト:東洋測地調査株式会社
株式会社北武蔵調査測量設計事務所
熊谷市に本社を置く会社です。
測量、道路、河川、砂防、上下水道、公園、橋梁、農業土木など幅広い分野を扱っています。
補償コンサルタント業務にも対応しており、埼玉県北部を中心とする地域密着型の総合測量設計会社という印象です。
公式サイト:株式会社北武蔵調査測量設計事務所
埼玉県の建設コンサルタントの特徴
東京の建設コンサルタントを調べた時とは、会社の構成がかなり違います。
東京には全国規模の総合建設コンサルタントや専門コンサルタントの本社が集中しています。
一方、埼玉県では20~50人程度の地元企業が多く、測量を出発点として土木設計、補償、GIS、地質調査などへ業務を広げてきた会社が目立ちます。
道路や河川、上下水道など自治体発注の仕事を幅広く受注する地域密着型の会社が多いのも特徴です。
その一方で、砂防・土砂災害という視点で見ると、 砂防エンジニアリング、日さく、東建ジオテックという専門性の高い会社が埼玉県に本社を置いている点は面白いところです。
砂防・土砂災害関係だけで見てみると
砂防・土砂災害との関係だけで整理すると、個人的には次のようなイメージです。
- 砂防エンジニアリング ― 砂防そのものが主力
- 日さく ― 地質・地下水・地すべり・斜面防災に強い
- 東建ジオテック ― 地質・地盤・斜面防災に強い
- 中野技術 ― 測量・GIS・写真測量+河川砂防
- 水工技建コンサルタント ― 河川・砂防設計にも対応
- 日本設計コンサルタント ― 河川設計を中心に砂防分野にも対応
- カツミテクノ ― 測量・地質・河川砂防を幅広く扱う
同じ「建設コンサルタント」でも、道路や橋梁を中心とする会社と、地質・砂防を中心とする会社ではかなり中身が違います。
会社名や従業員数だけを見るよりも、建設コンサルタント登録の部門や技術士・RCCMの部門を見ると、その会社が実際に何を得意としているのかが分かりやすくなります。
砂防基礎調査や土砂災害警戒区域関係の業務という視点で見る場合は、 「河川、砂防及び海岸・海洋」だけでなく、地質、土質及び基礎、森林土木、測量、GISなども合わせて見ると面白いと思います。
調査時点:2026年10月4日
各社公式サイト、埼玉県内の測量設計関係団体などの公開情報をもとに整理しています。 会社の所在地、従業員数、登録部門などは変更される場合があります。
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